| <メッセージ> |
| ●成し遂げられた |
| 受難週を迎えました。 |
| 今週の金曜日午後に、イエス様は「成し遂げられた」と言われ、息を引き取ら |
| れました。 |
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| 「成し遂げられた」 |
| 何が成し遂げられたのでしょうか。 |
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| 世の人々は『年若く道半ばで突然殺されてしまった、彼の志は成し遂げられな |
| かった』と、思うでしょう。 |
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| いや、そうではない。 |
| 「成し遂げられた」 |
| とイエス様は言われるのです。 |
| 神様の御心が成し遂げられたのでした。 |
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| ●神様の御心 |
| 神様の御心とは、世がイエス様を信じて一人も滅びずに、永遠の命を得ること |
| です。 |
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| 先ほど招詞で聞きました。 |
| 「3:16 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じ |
| る者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。 |
| 3:17 神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世 |
| が救われるためである。」 |
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| 神様は世を愛しておられるのです。 |
| なんとかして世の全ての人達を救いたいのです。 |
| それでイエス様をこの世に遣わされたのでした。 |
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| ●『わたしはある』 |
| 人となって来られたイエス様は、ご自分が何者であるかをご存じでした。 |
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| ご自分を『わたしはある』と言い表されています。 |
| ギリシャ語ではエゴーエイミ、自分が神であることを言い表す表現です。 |
| 旧約聖書で、モーセが神様に名前を尋ねた時、神様は「わたしはある。わたし |
| はあるというも者だ。」と答えられたのと同じ言葉です。 |
| イエス様は神と等しいお方なのです。 |
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| ●父と子 |
| 人となられたイエス様は、神様を「父」と呼ばれました。 |
| そして「父」と「子」は一つであると繰り返し言っておられます。 |
| 「10:30 わたしと父とは一つである。」 |
| 「4:9わたしを見た者は、父を見たのだ。」 |
| 「14:11 わたしが父の内におり、父がわたしの内におられると、わたしが言う |
| のを信じなさい。」 |
| 等々です。 |
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| ●イエス様の使命 |
| イエス様は、ご自分の使命をよく知っておられました。 |
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| 夜訪ねてきたイスラエルの教師ニコデモに言われます。 |
| 「3:14 モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。 |
| 3:15 それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。」 |
| ご自身が、十字架に上げられることを言われました。 |
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| イエス様を殺そうとねらっているユダヤ人たちに言われました。 |
| 「5:24 はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしに |
| なった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から |
| 命へと移っている。」 |
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| イエス様は「わたしは命のパンである」と言われ、群衆に言われました。 |
| 「6:38わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、 |
| わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。 |
| 6:39 わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった |
| 人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。」 |
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| 「6:51 わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるな |
| らば、その人は永遠に生きる。わたしが与えるパンとは、世を生かすため |
| のわたしの肉のことである。」 |
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| イエス様は、ご自分をお遣わしになった方の御心を行い、その業を成し遂げ |
| るために、生きられたのでした。 |
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| ●公然と話す |
| イエス様は世に向かって公然と話されました。 |
| 「ひそかに話したことは何もない。」 |
| と言っておられます。 |
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| ●しるし |
| イエス様は公然と話されただけではなく、数々のしるしを行われました。 |
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| カナの婚礼で水をぶどう酒に変えられた、 |
| 王の役人の息子の病気を癒された、 |
| 2匹の魚と5つのパンで、大勢の人達の空腹を満たされた、 |
| 死んだラザロを生き返らされた、等々があります。 |
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| ラザロについてのしるしは、やがて起こるイエス様の復活を示すしるしで |
| した。 |
| イエス様はラザロの姉マルタに言われます。 |
| 「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。 |
| 11:26 生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。この |
| ことを信じるか。」 |
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| イエス様が行われた業は、神様がイエス様をお遣わしになったことの証し |
| なのです。 |
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| ヨハネによる福音書の終わりには、 |
| 「20:30このほかにも、イエスは弟子たちの前で、多くのしるしをなさった |
| が、それはこの書物に書かれていない。 |
| 20:31 これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシア |
| であると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるた |
| めである。」 |
| と記されています。 |
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| ●人々の反応 |
| イエス様に出会い、イエス様の言葉を信じる人達、しるしを見て信じる人 |
| 達がいました。 |
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| その一方、初めはイエス様についていった人達の多くが離れ去り、イエス |
| 様と共に歩まなくなっていきました。 |
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| ●殺そうと企てる |
| さらに、イエス様を殺そうと狙う人達が出て来ました。 |
| その人達を、聖書はユダヤ人たちと書いていますが、人種を言っているの |
| ではありません。 |
| 旧約聖書に記されている神様を信じている人達、先祖代々、律法に従って |
| 生きて来た人達のことです。 |
| 祭司長やファリサイ派の人々はその中心的な人々でした。 |
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| この人達は、イエス様が安息日を破るばかりでなくご自分を神と等しいと |
| されたので、神を冒瀆している、死罪にあたると考えたのでした。 |
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| ●時が来ていない |
| イエス様を捕らえて殺そうとする企てが、どんどん進んでいきます。 |
| けれど、なかなか実行出来ずにいました。 |
| それは |
| 「イエスの時がまだ来ていなかったからである。」 |
| と聖書は記しています。 |
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| ●エルサレム入城 |
| そして、ユダヤ人の過越祭が近づきました。 |
| 過越祭の5日前、イエス様はろばの子に乗ってエルサレムに入られました。 |
| 大勢の群衆がなつめやしの枝を持って喜び迎えました。 |
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| エルサレムに入られたイエス様が言われます。 |
| 12:23 「人の子が栄光を受ける時が来た。 |
| 12:24 はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒の |
| ままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。」 |
|
| 時が近づいていました。 |
| イエス様は言われます。 |
| 12:27 「今、わたしは心騒ぐ。何と言おうか。『父よ、わたしをこの時から |
| 救ってください』と言おうか。しかし、わたしはまさにこの時のために来 |
| たのだ。 |
| 12:28 父よ、御名の栄光を現してください。」 |
| そして言われました。 |
| 「12:32 わたしは地上から上げられるとき、すべての人を自分のもとへ引 |
| き寄せよう。」 |
| 御自分がどのような死を遂げるかを示されたのです。 |
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| ●弟子達の足を洗う |
| 過越祭の前日になりました。 |
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| 「13:1イエスは、この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、 |
| 世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた。」 |
| と聖書は記しています。 |
| 「この上なく愛し抜かれた」は「成し遂げられた」を名詞にした言葉が使 |
| われています。 |
| イエス様は、弟子達を極みまで愛されたのです。 |
| ご自分を裏切る弟子、見捨てて逃げ去る弟子達を愛されました。 |
| 完全な愛を成し遂げられたのです。 |
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| イエス様は、食事の席から立ち上がって上着を脱ぎ、手ぬぐいを取って腰 |
| にまとわれました。 |
| それから、たらいに水をくんで弟子たちの足を洗い、腰にまとった手ぬぐ |
| いでふき始められました。 |
| |
| イエス様は言われます。 |
| 「13:34あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしが |
| あなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」 |
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| ●訣別説教 |
| このあとイエス様は弟子達に様々な事を言い残されました。 |
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| この時イエス様が言われた言葉を覚えている方も多いでしょう。 |
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| 「14:2わたしの父の家には住む所がたくさんある。・・・ |
| 14:3 行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがた |
| をわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいる |
| ことになる。」 |
| と言われ |
| 「わたしは道であり、真理であり、命である。」と言われました。 |
|
| 聖霊をくださる約束をされ、「14:27 わたしは、平和をあなたがたに残し、 |
| わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのでは |
| ない。心を騒がせるな。おびえるな。」 |
| と言われました。 |
|
| 「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。」と言われ「わたし |
| につながっていなさい」「わたしの愛にとどまりなさい」と言われました。 |
| そして |
| 「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。」と言わ |
| れ「わたしはあなたがたを友と呼ぶ。」と言われたのでした。 |
|
| そして |
| 「16:28わたしは父のもとから出て、世に来たが、今、世を去って、父の |
| もとに行く。」 |
| と言われ、最後に |
| 「16:33これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得 |
| るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。 |
| わたしは既に世に勝っている。」 |
| と言われました。 |
| |
| ●時が来た |
| 弟子達に話し終えたイエス様は天を仰いで祈られました。「17:1父よ、時 |
| が来ました。あなたの子があなたの栄光を現すようになるために、子に栄 |
| 光を与えてください。」 |
| ・・・ |
| 「17:3永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣 |
| わしになったイエス・キリストを知ることです。 |
| 17:4 わたしは、行うようにとあなたが与えてくださった業を成し遂げて、 |
| 地上であなたの栄光を現しました。 |
| 17:5父よ、今、御前でわたしに栄光を与えてください。世界が造られる前に、 |
| わたしがみもとで持っていたあの栄光を。」 |
| |
| そして残していく弟子達を思って祈られました。 |
| さらに、「彼らのためだけでなく、彼らの言葉によってわたしを信じる人々 |
| のためにも、お願いします。」と、私達のために祈ってくださったのです。 |
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| ●捕らえられる |
| 一隊の兵士と、祭司長たちやファリサイ派の人々の遣わした下役たちが松明 |
| やともし火や武器を手にしてやって来ました。 |
|
| イエス様は捕らえられ大祭司のところに連れて行かれました。 |
|
| 明け方に人々はイエス様をローマ総督ピラトのところに連れて行きました。 |
| ピラトは言います。 |
| 「あなたたちが引き取って、十字架につけるがよい。わたしはこの男に罪を |
| 見いだせない。」 |
| ユダヤ人たちは言います。「わたしたちには律法があります。律法によれば、 |
| この男は死罪に当たります。神の子と自称したからです。」 |
|
| 「殺せ、殺せ、十字架につけろ」と叫ぶユダヤ人たち。 |
| 彼らはイエス様を十字架につけました。 |
| |
| ●渇く |
| イエス様は、すべてのことが今や成し遂げられたことを知られました。 |
| そして「渇く」と言われました。 |
|
| 詩編22編には |
| 「22:16 口は渇いて素焼きのかけらとなり/舌は上顎にはり付く。あなたは |
| わたしを塵と死の中に打ち捨てられる。」 |
| とあります。 |
| 69編には |
| 「69:22人はわたしに苦いものを食べさせようとし/渇くわたしに酢を飲ま |
| せようとします。」 |
| とあります。 |
| 聖書の言葉が実現したのでした。 |
|
| 捕らえられ、尋問され眠らずに夜を過して疲れ切ったイエス様、自ら十字 |
| 架を負い、十字架にかけられたイエス様、 |
| 血が流れ体の水分が失われていく。 |
| 肉体の渇き。 |
|
| それだけではないでしょう。 |
| シカルの井戸端でサマリヤの女と対話されたとき、イエス様は言われたの |
| でした。 |
| 「この水を飲む者はだれでもまた渇く。 |
| 4:14 しかし、わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与え |
| る水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」 |
|
| イエス様はこの時、肉体の渇きだけでなく、霊的な渇きも覚えられたので |
| した。 |
|
| そこには、酸いぶどう酒を満たした器が置いてありました。 人々は、こ |
| のぶどう酒をいっぱい含ませた海綿をヒソプに付け、イエス様の口もとに |
| 差し出しました。 |
| イエス様は、このぶどう酒を受けられました。 |
|
| 前の晩人々がイエス様を捕らえに来た時、弟子のペトロは大祭司の手下に |
| 切りつけました。 |
| その時イエス様は言われたのです。 |
| 18:11 「剣をさやに納めなさい。父がお与えになった杯は、飲むべきでは |
| ないか。」 |
| |
| イエス様は神様がお与えになった杯を飲まれます。 |
| 神様の御心を成し遂げるために飲まれます。 |
| 永遠の命に至る水になるために、飲まれました。 |
|
| ●成し遂げられた |
| イエス様は「成し遂げられた」と言われ、頭を垂れて息を引き取られま |
| した。 |
|
| 神様の御心が成し遂げられました。 |
| 「3:16神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り |
| 子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」 |
| |
| イエス様の十字架によって世の救いが成し遂げられました。 |
|
| 神様は世を愛しておられます。 |
| 神様が望んでおられるのは、世が滅びることではなく、世が救われるこ |
| とです。 |
| 世の全ての人がイエス様を信じて、永遠の命を得ることです。 |
| |
| イエス様の十字架によって、誰でも、どんな人でも、イエス様のくださ |
| る永遠の命の水を飲むことが出来るようになりました。 |
| |
| ●結語 |
| 「成し遂げられた」 |
| |
| イエス様、ありがとうございます。 |
| 今、私達はイエス様から永遠の命をいただいています。 |
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